5200個の手作りランタンがつくばセンター地区を柔らかに照らす
~ランタンアート2010~
 
 手作りランタンで街を彩る「ランタンアート2010」が12月18,19日開かれました。昨年に引き続き2回目となる今回は、地域の人や小学生、協議会メンバーの協力でランタンの数も約2倍の5200個と増え、つくばセンター地区を柔らかな灯りが包みました。


並木中等教育学校、並木高等学校美術部の
生徒たち
センター広場では18日14時半から、「オリジナルランタンコンテスト」の参加者が次々に作品を運び込みました。並木中等教育学校、並木高等学校美術部は、白く着色した枝の回りをランタンが囲むクリスマスらしい飾り付け。「ふだん一緒に活動することの少ない中等生と高校生でまとまった作品を作りたくて応募しました」と顧問の飯田比佐夫先生。
家族4人でバルーンを使ったランタンを制作した「グループ510」の後藤和枝さんは、
「4月につくばに引っ越し、HPでこのイベントを知ってぜひ参加したいと思いました」
と笑顔で話していました。
 
バルーンを使ったランタンを設置する
「グループ510」の後藤ファミリー

小学生の作ったランタンを並べる保護者ボランティア
センター広場からデイズタウンを結ぶペデストリアンデッキや中央公園エリアにも、小学校保護者ボランティアや会員企業ボランティアの手で一つひとつランタンが設置されていきました。

小学生が作ったランタンには、クリスマスツリーやサンタクロース、アニメのキャラクターや動物など子ども達の好きなものがいっぱい描かれています。「子ども達の手作りの作品がきれいに街を飾る、その過程に参加できるのは楽しいです」とボランティアで参加したお父さんの声も聞かれました。

ほのかに辺りが暗くなる頃、センター広場階段上で点灯式が開かれました。
「つくばの顔であるこの地区で、皆さんの協力により手作りのイベントができることはとても喜ばしいことです」
とつくば市の岡田久司副市長が挨拶。その後、地元の親子連れが会場のランタンに灯をともすと、いっせいに拍手がわき上がりました。

センター広場前で行われた点灯式

ランタン点灯後の会場内を思い思いに
見て回る人たち

日がとっぷり暮れると、ランタンの柔らかい光は輝きを増し、ペデストリアンデッキの「光の森」イルミネーション等も相まって、辺りは華やかな光景に。

点灯時間中は、会場内を思い思いに回遊する人々の姿が見かけられ、ランタンを背に写真を撮ったり、コンテストに投票したりしていました。
家族で阿見町から来た女性は、
「去年見てとてもよかったので、今年はHPをチェックしてきました。幻想的でとても素敵ですね」
と感想を聞かせてくれました。


「光の森」 のイルミネーション等と相まって
華やかな雰囲気のセンター広場