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暮れかかる夕日の色に染まったセンター広場では、「Swing Bacchus」によるジャズライブが催されました。
開演前からメンバーによるリハーサルが行われ、生演奏の魅力に引き寄せられた人々で用意された席が埋まり、本番では椅子を追加して並べるほどの盛況ぶりでした。
広場にはホテルオークラのドリンクと軽食の販売コーナーが設けられ、ビールを片手に耳を傾ける来場者の姿もたくさん見られました。
高く澄んだ空、徐々に傾いていく日差し、穏やかに吹き過ぎる夕風…。これ以上ないほどの雰囲気に包まれた会場て、演奏メンバーからは「野外でのライブは何かとトラブルがあるけど、今日はいいですね」というコメントも。
「真珠の首飾り」や「星に願いを」といった耳馴染みのあるナンバーが、ビッグバンドならではの厚みのある音で次々と披露され、客席からは拍手が沸き起こりました。

「子どもが生まれてから、なかなか音楽をライブで楽しむ機会が無くて寂しかった。こうした場所で本格的なジャズを聴けるのは嬉しい」とある来場者から感想をいただきましたが、会場には他にも小さな子どもを連れた家族が多く見られました。
子連れが多いとは言え場を乱すような騒ぎ方をする来場者はなく、芳醇な音楽にひたる贅沢なひとときを、地域の人々がゆるやかな輪となって共に味わえたような気がします。
およそ1時間に渡るライブを家族揃ってゆっくり楽しめたのは、センター広場内に並べられた椅子とテーブルがあったからこそでしょう。これまでも広場で音楽のイベントは多くありましたが、ここまで設えられたのは初めてだそうです。ホテルオークラのビアガーデンで使われているテーブルと椅子が活用されたとのことで、協議会主催イベントならではのセッティングとなりました。
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